年功序列を採用している会社は、一見、安定した会社、準公務員のように見えます。
しかし、民間企業で年功序列は会社の経営を悪化させるだけ。
私の勤める会社も超年功序列です。そして、私はその最年少のところに位置しています。
年功序列の落とし穴
1.人件費が高い
大体、50代の社員は私に比べて2倍以上のお給料をもらっています。売り上げがそれに伴えばもちろん文句はありません。
しかし、大体の社員は一生懸命働かなくてもお給料をもらえる。そして、新人は、売り上げが高くても若いというだけで、売り上げに見合ったお給料がもらえない。
だから、中年組は働かなくなり、若者もお給料が増えないことを知って仕事をセーブする。
これでは一人一人のコストパフォーマンスが悪いし、悪循環になります。
2.実際に会社が赤字になったとき、再就職が難しいからやめられない
会社が赤字になったとき、若い社員からやめていく。年功序列制に頼り切って実力の伴わない社員は、この会社にいればお給料だけはもらえますが、その環境に慣れてしまって他の会社に行けないことを知っています。
だから、赤字にも関わらず人件費の高い人材は会社を辞めず、もともと給料が安く転職したほうが、条件がよくなるであろう若い社員が辞めていくのです。
3.改革要員が少ない
こんな制度は間違っていると気づいていても、その制度を変えたいのは、若者であって、もう直ぐ定年を迎える社員にとっては興味のないこと。
むしろ、働いてないのに給料を下げられたことに不満を言ってくる。さらに、仕事がないのは自分たちのせいじゃないと言ってのさばる。

まとめ
もちろん年功序列は自分が年をとったときに給料をある程度保証されているという意味では良い制度だと思いますが、
このまま会社で働かないで給料をもらう社員の割合が増えたら、若者がいくら働いてもまかないきれません。そして、それが原因で会社が潰れたら元も子もありませんよね。
いくら年功序列といってもやはり会社では一人一人が給料に見合った最低限以上の働きをするしか赤字回復の道はないのです。
初心を忘れずに一生懸命働く大人でいたいですね。
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